活動報告・お知らせ

第1691回 日本軍性奴隷制問題解決のための水曜デモ(主管:韓国女性民友会)

第1691回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ

❋ 日時:2025年3月12日(水) 12:00

❋ 場所:旧駐韓日本大使館前「平和路」、サマセットパレス向かい側

❋ 主催:日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯

❋ 主管:韓国女性民友会


◆式順

〇司会:ウンス(韓国女性民友会・活動家)

〇オープニング公演 <岩のように>:正義記憶連帯 <ピヒュプ>

〇主催団体紹介及び挨拶:ウンス (韓国女性民友会活動家)

〇週間報告:李娜榮 (正義記憶連帯・理事長)

〇連帯発言1:バラム(韓国女性民友会 性暴力相談所・所長)

〇連帯発言2:ギヨン(反性買 売人権行動 イルム・活動家)

〇連帯発言3:ソハ(韓国女性民友会・会員)

〇 声明文朗読:セギル(韓国女性民友会・活動家)


「岩のように」

岩のように生きよう / 猛烈な雨風が吹き荒れても

どんな誘惑の手にも揺るがない / 岩のように生きよう

風に揺れるのは / 根が浅い葦でしかない

大地に深く突き刺さったあの岩は / 堅く立っているから

私たち皆、絶望に屈することなく / 試練の中で自分自身を目覚めさせながら

ついに来る解放の世の中の礎となる/岩のように生きよう


∎主催団体紹介及び挨拶∎ 

韓国女性民友会は1987年9月12日、ジェンダー平等な民主社会と女性大衆運動を目指して創立されました。私たちの生活がそのまま運動となる共に行く女性運動を目指し、ジェンダー平等な労働権の保障、女性の身体と健康の主体性確立、性認知的な観点からのメディア監視、ジェンダー平等の観点からの福祉国家を企画する活動、性暴力のない社会のための反性暴力運動まで、より良い世の中のために様々なアジェンダで着実に活動を続けています。

韓国女性民友会は創立当時の宣言文を通じて、女性に対する構造的な性差別が「反民主的、反民衆的」社会構造にあることを明示し、「物質主義」に基づく社会を問題視しました。 これは日本軍「慰安婦」被害者に対する日本政府と韓国政府の態度にも有効な批判だと思います。帝国主義と構造的な性差別に根ざした戦争犯罪の歴史を直視して謝罪するのではなく、「物質主義」に基づいて法的責任を消し去り、賠償ではなく補償の形で義務を果たしたと考える態度がまさにそうです。


日本軍「慰安婦」被害者の権利回復は、韓国社会の性差別を、女性に対する暴力と搾取の構造を正すことであるという認識の中で、今回の水曜デモを開催することになりました。ご一緒してくださった皆様、ありがとうございます。



水曜デモ週間報告_李娜榮 (正義記憶連帯・理事長)

内乱の首魁尹錫悅が釈放されました。 凱旋将軍のように勢いよくパレードをしながら官邸に入りました。 自由民主主義を口にし、崩壊した法治主義を元に戻すと言っています。恥ずかしげもなく、内乱の主犯の釈放まで要求しています。

いったい、このような事態はどうなっているのでしょうか。

これで改めて明らかになったのは、極右・内乱勢力の根が広く深く、大韓民国の権力の各所を支配しているという事実です。内乱首魁に忠実な検察と司法部、国民が与えた権限を国民ではなく権力者のために使う公務員、学問的な良心と魂まで売って権力者を擁護するのに忙しい学者、極右・内乱勢力の拡声器を自称するマスコミ、何よりも内乱を擁護して内戦を煽る国民の力の政治家、執拗な私的欲望と盲信の狂気に取り憑かれた似非宗教人、いちいち列挙するのも大変な巨悪の本体を見ていると、その根っこがどこまでなのか恐ろしくさえなります。

しかし、一方で私たちのやるべきこともより明確になりました。 恐れと恐怖、絶望感が押し寄せてきますが、決してそれに負けてはいけないということ、私たちが本来恐れるべきは恐れそのものであるということ、尹錫悅がいなくなったからといって、小枝を数本叩いたからといって世界が変わるわけではないということ。

闇が深まるほど、より明るい目を開けるようになった私たちは、巨大な悪と戦うために再び決意を固めましょう。もし尹錫悅の内乱が成功した場合、私たちは今どのような生活を送っているのでしょうか。 もし弾劾が認められず、尹錫悅が復帰した場合、私たちはどのような生活を送ることになるのでしょうか。 平等と平和、人権と民主主義の根本的な価値が崩れることはもちろん、私たち全員は口がふさがれ、手足が縛られて回収され、拷問と虐殺の対象になるかもしれません。大韓民国はキリングフィールドの火の海になるかもしれません。

現在の状況はイデオロギーの対決、違いの葛藤、アイデンティティの問題ではありません。 憲法破壊者対憲法守護者、極右全体主義勢力対民主主義勢力、植民地分断冷戦勢力対平和守護勢力、不義対正義、野蛮対良心の対決です。 嫌悪と差別を動力源として拡大するファシスト勢力対ケアと平等の連帯間の対決です。

したがって、私たちは皆、尹錫悅の内乱事態と無限に拡大している内戦の当事者です。大韓民国の運命、共同体の運命、私たち自身の運命のために、体と心を尽くして極右内乱勢力の清算のために共に連帯しなければなりません。

極右内乱勢力の根源を掘り起こすその日まで、私たちは固く手を取り合って前進しましょう。 それだけが、戦争のない平和な世界、平等と人権が波打つ世界を切望した日本軍性奴隷制サバイバーの勇気を受け継ぐ道です。



連帯発言①_バラム(韓国女性民友会・性暴力相談所活動家)

水曜日の広場で、光化門の広場で、私たちは直視し、叫び、戦います。

韓国女性民友会の性暴力相談所活動家のバラムです。まず、先日、天の星となったキル・ウォノク先生のご冥福を改めてお祈りします。

先週の土曜日は3月8日の国際女性デーでした。12.3内乱以降、毎週開かれる「尹錫悅即刻退陣・社会大改革非常行動(以下、非常行動)」の集会がある日でもありました。

3月8日国際女性デー日を迎え、非常行動集会では「内乱克服と民主主義回復を宣言する女性1万人の宣言文」が朗読されました。長い宣言文の中で、耳に残る一節がありました。

広場の女性を無視する民主主義は民主主義ではない。女性の苦しみを無視する民主主義は民主主義ではない。妻を踏む者は国を踏む!」と叫んだ1950年代の女性運動家たちの叫びを受け継ぎ、2025年の私たちはこう叫びたい。「女を踏む者は国を踏む!」

過去の叫びが現在の叫びと変わらないことに嘆きましたが、挫折しませんでした。 女性たちは問題を明確に指摘し、粘り強く民主主義を実践していることに誇りを感じました。

そして私はこの空間も誇りを感じる場所だと思います。 1992年から現在まで続いている「日本軍性奴隷問題解決のための水曜デモ」は、世界で最も長いデモです。33年という歴史性もさることながら、女性の過去、現在、未来が絶えず語られ、つながり合う空間として大きな力を持っています。

日本軍性奴隷制問題は、国家が戦争の道具として女性を搾取し、虐待した、軍事主義と家父長制が結合した産物です。 しかし、日本は責任を回避しています。

戦時国際法は、戦争中に起こる反人道的な犯罪を戦争犯罪と規定し、戦犯国家に責任を問います。 しかし、戦時中の性的暴行と性奴隷制問題は責任から除外されています。傾いたジェンダー構造において、女性の経験は長い間、無視されてきました。世間は戦時性暴力の被害者を偏見と通念で指弾し、戦時性暴力の被害者は被害者ではないと言いました。

女性の体を支配し、女性を沈黙させ、行動を裁断し、「そういう」被害者と「そうではない」被害者に分けることは、日本軍性奴隷制問題に限ったことではありません。

韓国の刑法では強かんを犯罪化しています。しかし、刑法は「暴行脅迫に死力を尽くして抵抗した」、「被害者らしさ」に合致する場合のみ犯罪化します。

身体に対する制御権の喪失で凍り付いたにもかかわらず、抵抗しなかったので被害ではないと言われます。 薬物で意識を失った状態で被害を受けたにもかかわらず、監視カメラでは無傷でホテルに入ったので被害ではないと言われます。 仕事を続けなければならなかったので被害を受けたにもかかわらず、翌日、加害者にハートのついたメールを送ったので被害ではないと言われます。

刑法で強かんの成立要件として「暴行脅迫」が前提となっているため、「暴行脅迫にどれだけ抵抗したか」という質問が被害者に問われます。被害者だけに求められる質問は「被害者らしさ」を作り、「被害者らしさ」に合致しない事件は強かんになり得ません。 加害者に責任を問われないことになります。 そして「被害者らしさ」に合致しない被害者は、偏見やスティグマから解放されません。

性別に基づく通念と差別は、女性たちの発言をさらに困難にしました。 しかし、女性たちは発言を一時的に止めることはあっても、断念しませんでした。 戦後46年後の1991年、故キム・ハクスンさんが日本軍性奴隷制問題を公開証言し、日本の真相究明と公式謝罪を要求しました。 「被害者らしさ」から自由ではなかった女性たちは、2018年の野火のようにミートゥーを叫び、「暴行脅迫ではなく、同意の有無による」強かん罪の改正を叫びました。1991年の故キム・ハクスンさんの声と2018年の多くの女性の声は似ており、繋がっています。

尹錫悅は「女性家族部廃止」「性暴力の無実罪の処罰強化」を言い、嫌悪と排斥の対象として女性を第一に挙げ、大統領になりました。

尹錫悅政権は親日外交で一貫し、日本佐渡鉱山のユネスコ登録に賛成し、国連総会で日本軍性奴隷制問題を否定する日本を容認しました。韓日両国間の未解決の過去史問題対応のための予算も大幅に削減しました。

尹錫悅政権は、女性家族部の男女平等基本計画から非同意強かん罪の改正を撤回しました。性暴力犯罪の判断基準を'暴行脅迫から同意の有無'に改正するという国際社会の要求も徹底的に無視しました。

そして今、尹錫悅は憲法を無視し、民主主義を後退させる12.3内乱を自行し、差別と嫌悪を扇動し、拘置所から出てきました。

厳しい世の中ですが今までそうであったように、今日も、明日も、水曜日の広場で光化門の広場で私たちは直視し、叫び、闘います。


日本政府は日本軍性奴隷制被害者に公式謝罪し、法的賠償をせよ!

韓国政府は偏向的な外交をやめ、被害者の立場で公正に解決せよ!

強かん罪改正拒否の時代は終わった。国家性平等推進体制を強化し、非同意強かん罪を導入せよ!

民主主義を弱体化させ、女性人権を後退させる尹錫悅を直ちに弾劾せよ!


連帯発言②_ギヨン(反性買売人権行動 イルム・活動家)

1691回目の水曜集会に参加された活動家の皆さんと市民の皆さんに敬意と感謝と連帯の気持ちを伝え、発言を開きたいと思います。 私は反性買売人権行動イルムで活動しているギヨンです。

私たちは、経済的な不平等による搾取とジェンダー/セクシュアリティ権力関係による抑圧がなく、誰もが自分らしく尊厳を持つ生活を享受できる平等な世界を作るために、性買 売現場の経験を積み重ね、韓国の性買 売産業を支える政治・経済・文化に亀裂を入れるフェミニスト現場団体です。

私たちは不良オン二作業場というものを運営しています。 清涼里588をご存知の方も多いと思いますが、ソウル市内で最も規模が大きい売春集結地でした。 去る2018年からこの空間が取り壊され、今はその上にアパートが建っています。 この場所で短くても10年、長くても三十、四十年働いてきた年配の女性たちと不良オンニ作業場を作りました。サブスクリプション募集中です。

映画「アイ・キャン・スピーク」が公開された時、不良オンニ作業場のお姉さんたちと一緒に観に行きました。 活動家たちはみんな泣いていて、実はお姉さんたちは少し居眠りをしていました。 映画が終わって会話をする時間に、ある方が力強く言っていた言葉を覚えています。私たちは彼らとは違う。あの人たちは強制連行されたんだから、私たちは自発的に行ったんだから、そんな比較はできない。それではいけないと言いました。

私は本当に切実に、私たちがこの枠を超える日が来ると信じて、女性運動をしています。

慰安婦は存在しないと被害者を侮辱し、虚偽の事実を流布する人たちが主に掲げる論理は何でしょうか。 自発的に行った」、「強制連行されなかった」、「知っていて金儲けに行った」などでしょう。 事実を歪曲し、歴史を歪曲する破廉恥な行為に怒りを感じながら、このような言説を通じて被害者に対する侮辱が成り立っていることを改めて考えさせられます。

性暴力を受けた女性たちに、お前が行儀が乱れたからだと、なぜその服を着ていたのか、なぜその時間にそこにいたのか。サイバー性暴力の被害に遭った女性たちに、なぜその映像を送ったのか、なぜセックスに同意したのか。売春婦が受ける被害についても、同じようなことを言われます。こんなところで働いていてこんなことを知らなかったのか、なぜ自発的にお金を稼ごうとしているxxを助けなければならないのか。

私たちは悲しいことに、このような言葉をよく耳にします。女性の身体をコントロールし、行動を制限する言葉です。私が今日この服を着ていいのか、今、怒るべきか笑うべきか、このことを報告してもいいのか、悩んでしまうような言葉です。 このように自分自身を自発的にコントロールすることになります。 そして自発的であったからこそ、全ては個人の責任となり、社会は後ろに隠れてしまいます。

嫌悪者の言葉は本当に似ています。 そして、私たちを凍りつかせることも多くあります。 しかし、私たちはすでに繋がっていて、十分に強いことを毎週の広場を通じて確認しているのではないでしょうか。 もちろん、誰もこうして確認することを予想したことも、望んだこともないのですが。 このような言葉が私たちに小さな傷すら残せない日に向けて、イルムも一緒に連帯して戦っていきます。


連帯発言③_ソハ(韓国女性民友会・会員)

こんにちは。民友会会員のソハです。

私はセクシュアル・マイノリティー、トランスジェンダー女性として、ヘイトについて話そうと思ってここに立ちました。

セクシュアル・マイノリティー、特にトランスジェンダーは多くの嫌悪者から攻撃を受けます。 嫌悪者はトランスジェンダーを精神疾患のように扱います。生物学的な性別は2つしかなく、それが絶対的なものだと信じています。 嫌悪者は、トランスジェンダーの女性を女性の空間に侵入する男性として描写します。トランスジェンダーをまるで性的暴力を犯すための犯罪者であるかのように扱います。 嫌悪者は、トランスジェンダーの装いが性別二分化を強固にすると言います。 そして、トランスジェンダー女性は決して女性にはなれないと言います。 その一方で、トランスジェンダー男性とノンバイナリーの存在の可能性を消去し、否定しようとします。

しかし、現実はそうなのでしょうか? 全く違います。 世界的に、トランスジェンダーはもはや精神疾患扱いされることはありません。 トランスジェンダー女性は、女性の空間に侵入するつもりでトランスジェンダーとしてアイデンティティを確立しているわけではありません。 トランジションという過酷な道のりは、彼らが思っているよりもずっと重いものです。 それでもトランジションをするのはただ、自分自身として違和感なく生きるためです。トランスジェンダーは性別二分化を強化する存在ではなく、むしろ性別二分化の壁を壊す存在です。私たちは、性別を自分のやり方で決めて表現できる世界を望んでいます。 そして、すべての性別が平等に尊重されるジェンダー平等な社会を望んでいます。

しかし、嫌悪者は自分の主張を裏付けるために、確認すればすぐに確認できる事実も嘘をついて歪曲します。 そして、自分たちが社会で一番弱者であるかのように振る舞い、他の社会的弱者の権利には無関心です。 彼らの行為が極右ファシストがするのと何が違うのでしょうか? どの嫌悪者でも嫌悪を発する方法は似ています。 だからでしょうか。 嫌悪をする人は、一つだけ嫌悪するのではなく、均等に嫌悪します。自分の醜さを彼らは知っているのでしょうか。

嫌悪者の論理は、日本軍性奴隷制の被害者にも同じように適用されます。 嫌悪者は、売春婦と卑下する言葉を叫んでいます。 同じ人間として尊敬され、権利を享受すべき人々に、なぜ差別し、嫌悪の言葉を浴びせるのでしょうか。 そんな憎しみで他人を踏みにじり、何を得るのでしょうか。

嫌悪を超え、正義を正すその日まで、一人の民友会会員として、トランスジェンダー女性として、活動家として、日本軍性奴隷制被害者と連帯します。

ありがとうございました。


第1691回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ声明書

2022年に全面的に始まったロシア・ウクライナ戦争が3年経っても終わらない。イスラエルとハマスの間で停戦交渉が成立したが、15万人以上の犠牲者を出し、そのほとんどが女性や子ども、老人であった。このような状況で、トランプ米大統領は2月11日、「米国はガザ地区を占領する権限があり、現在、パレスチナに居住している住民を地域の他の国々が吸収するだろう」と述べた。自称「世界大国」である米国の行動は、明確な「人種浄化」、ジェノサイドに値する。しかし、このような批判に対し、トランプ大統領は「(パレスチナ人)200万人という数字はそれほど多くない」とし、ガザ地区支配計画を批判する世論に「はるかに安全で美しい共同体、新しい現代的な家に再定住されるだろう」というおかしな答えを出した。

世界的にファシズムと極右化の波が押し寄せる中、韓国も決して例外とは言えない。先週、内乱容疑で拘束されていた尹錫悅が釈放され、検察は直ちに控訴を放棄した。平等と民主主義を守ろうとする闘争と連帯には迅速で強圧的に、内乱の首謀者には緩く柔和に適用される法治が、韓国社会の嫌悪と差別を扇動している。2月26日、梨花女子大学で行われた弾劾を求める記者会見に極右ユーチューバーたちが学校に乱入し、学生を攻撃する事件があった。韓国社会に蔓延していた嫌悪と差別は、今や物理的な暴力にまでその存在を露呈している。私たちは、このような行為を単に極右勢力の暴動とだけで解釈することはできない。尹錫悅は大統領の候補時代から構造的な性差別を否定してきたし、大統領に当選した後も一貫して女性家族部廃止を支持率回復の手段として利用してきた。尹錫悅政権の3年間、女性暴力防止被害者支援予算、全国19の雇用平等相談室の運営予算、児童・青少年の成人権教育予算などが全額削減され、このような政府の基調の下、女性と少数者に対する嫌悪と差別はさらに露骨にその姿を現した。

しかし、これが尹錫悅政府だけの問題であったのか。 韓国社会の根深いミソジニーと民族主義が排斥してきた人たちがどれほどいるのか、。「誇り高き大韓民国」という言葉は果たして誰のための言葉であり、誰がその言葉を当然のように受け入れることができるのか問わざるを得ない。「誇り高き大韓民国」は移住民を、女性を、性暴力の被害者を、性的少数者を、難民を、障害者を受け入れる準備ができているのか。 ナショナリズムは自国民の境界の外に置かれた人々を他者化し、男性中心の社会は多様なアイデンティティを他者化し、絶えず社会的少数者を排除し、排斥する根拠を再生産している。

それにもかかわらず、当たり前のように存在する差別と嫌悪に立ち向かうことで、疑問を投げかけ続ける者たちが存在してきた。2月16日、キル・ウォノク女性人権活動家が亡くなった。彼は日本軍性奴隷制の被害者であり、生存者であり、女性人権活動家だった。「二度とこのようなことはあってはならない」という固い決意で女性人権・平和運動家になった日本軍性奴隷制被害者が私たちの記憶の中に存在する限り、そして彼らの意志を受け継ぐ人々が存在し続ける限り、私たちの声は決して止まらないだろう。

一、日本政府は日本軍性奴隷制を公式に謝罪し、法的賠償せよ!

一、韓国政府は戦時中の性暴力被害者の名誉回復のために最善を尽くせ!

一、韓日政府は歴史歪曲をやめ、被害者の声に耳を傾けよ!

2025年3月12日

第1691回日本軍性奴隷制問題解決のための水曜デモ参加者と韓国女性民友会一同