さる11月4日、国連は日本軍「慰安婦」問題解決努力を見せない日本政府に強い遺憾を表明し、被害者賠償と加害者処罰、政府レベルの公式謝罪などを再度要求した。国連自由権委員会は2014年に日本政府に対する勧告事項を反復することを強調し、日本政府に3つの項目を提示した。
第一に、戦時中の日本軍が「慰安婦」たちに行った人権侵害を効果的で独立的で公正に調査すること。すべての利用可能な証拠を公開し、加害者を起訴して有罪が確定したら処罰すること。
第二に、他の国の被害者を含んだすべての被害者とその家族に対する司法的接近、並びに完全な賠償を実施すること。
第三に、教科書に記述して「慰安婦」問題に対する教育を実施すること。被害者を毀損したり事件を否定しようとするすべての行為に対して強力に対応すること。
過去30年以上、私たちは被害生存者と共に以上の項目を日本政府へ継続して要求してきた。最近では極右歴史否定勢力を前面に立てて真実を否定し歪曲し、被害者を侮辱する行為にも積極対応してきた。私たちは今回の国連勧告を心から歓迎し、次の通り韓日両政府へ要求する。
(1)日本政府は国連などの国際社会が継続して認定し要求する日本軍「慰安婦」問題解決のために直ちに取り組め。
「2015韓日合意」で最終的・不可逆的に解決されたとする妄言を中断し、真相究明、加害者処罰、被害者に公式謝罪、法的賠償を行なえ。
(2)日本政府は歴史歪曲・否定を中断し、教科書に正しく記録し、未来世代の教育に努力せよ。
(3)韓国政府は国連などの国際社会がずっと問題視する「2015韓日合意」復活させようとするどんな企ても直ちに中断せよ。
「韓日関係改善」を名分にして「グランドバーゲン」、「合意精神順守」、「和解治癒財団残余金活用」などのすべての反民族的、反人権的妄言を謝罪し、日本政府に責任を求め、国連勧告の順守を積極的に要求せよ。
(4)韓国国会は歴史否定と被害者侮辱に関する国連勧告を積極的に受け入れ、「慰安婦被害者保護法」を直ちに改正せよ。国民を棄てるのでなく国民を守る者として、子孫に恥じない先人として歴史に名を残せ。
韓日両国がまたも国連の勧告を無視し、被害者たちの長い念願を無視するなら、私たちは国際社会は勿論、平和と人権を愛して実践する全世界の市民たちとともに最後まで闘うことを再び警告する。
2022年11月9日
正義記憶連帯 理事長 李娜榮(イ・ナヨン)
解放77年になったが、国を失った植民地の娘と息子を日本軍性奴隷として、弾丸として、強制動員労働者として引きずって行った日本は、わが民族に対する戦争犯罪について謝罪も反省もない。
1965年韓日請求権協定、2015韓日「慰安婦」合意ですべての過去史が解決され、これ以上謝罪することはないという立場だ。日本の政治家たちは靖国神社に供物を奉納して参拝し、戦争犯罪、軍国主義者を継承する歩みをたゆまず見せている。防衛白書と歴史教科書でも独島(竹島)の領有権を持続的に主張し、朝鮮半島再侵略の野望を絶えず見せている。平和憲法を改正し、先制攻撃が可能な「反撃能力」を備えようとしている。 過去史に対する反省も、謝罪もなく再び戦争可能な国家として歩み出そうとしている。
日本に謝罪と賠償を要求すべき韓国政府はどうか。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任前から日本との関係改善を語り、光復節の祝祭では日本を「力を合わせなければならない隣人」と称し、就任100日の記者会見では「日本との迅速な関係改善」と「未来志向的過去史解決」と語って日本に関係改善を乞うている。朴振(パク・チン)外交部長官は「韓日『慰安婦』合意の精神が重要だと思う」とし、売国的韓日「慰安婦」合意を公式的に認めた。
尹錫悦大統領は過去史を「グランドバーゲン」の形で一括妥結すると述べた。韓国が強制動員問題解決案を持ってこなければ会わないという日本首相に面談を乞い、屈辱的な略式会談で全国民を恥ずかしめた。
日本軍「慰安婦」被害者に謝罪する気持ちは「毛頭ない」とした軍国主義者安倍を弔問した尹錫悦大統領は「アジアの繁栄と発展のために献身した」と語り、日本人すら多数が反対した安倍国葬に韓国代表団まで派遣して民族の自尊心を毀損した。
これが被害国政府がすることなのか!
さらに尹錫悦政府の外交部は、日帝強制動員被害者最高裁判決に対して日本戦犯企業の現金化を猶予してほしいと日本側を立てる意見書を送った。また、加害者である日本政府と戦犯企業に代わって韓国財団が「拠出」する方式または和解・癒し財団の残金を活用するという話が出ている。
このように過去史問題を拙速に縫合し、日本軍性奴隷制被害者たちと強制動員被害者たちの胸に深い傷を与えた。
日本の福島汚染水関連研究予算まで削減し、関係改善のために世界の迷惑国家日本に対して一言も言えないでいる。
9月、尹錫悦政府は独島近くで旭日旗を掲げた自衛隊と軍事訓練を強行し、数日前には旭日旗がはためく日本観艦式に韓国海軍が参加した。
私たちは日本の軍国主義によって植民地支配と戦争犯罪を経験した民族として、日本の自衛隊が侵略の野望を表わす旭日旗を振りかざして朝鮮半島の平和を脅かす姿を見ているわけにはいかない。過去史に対する日本の謝罪と賠償なしに日本との未来を語ることは、日本の植民支配と戦争犯罪に免罪符を与えることだ。
尹錫悦政府は親日屈辱外交と韓米日軍事協力の推進を直ちに中断しなければならない。日本政府の歴史歪曲と軍国主義の復活、尹錫悦政府の屈辱外交、韓米日軍事協力の推進に対抗してこの場に集まった私たちは歴史正義を実現するために先頭に立つだろう。
一、日本政府は日本軍性奴隷制、日帝強制動員被害者に公式謝罪し、法的賠償せよ!
一、戦争が可能な国家として進み出ようとする日本政府を糾弾する!
一、独島付近で自衛隊と軍事訓練するとはなにごとか! 韓米日軍事協力に反対する!
一、日本の謝罪なしに韓日関係の改善はない。尹錫悦政府は対日屈辱外交を中断せよ!
一、日本軍性奴隷制問題の正義の解決に私たちも立ち上がろう!
2022年11月9日
第1569回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者と
民主主義自主統一大学生協議会一同
さる11月4日、国連は日本軍「慰安婦」問題解決努力を見せない日本政府に強い遺憾を表明し、被害者賠償と加害者処罰、政府レベルの公式謝罪などを再度要求した。国連自由権委員会は2014年に日本政府に対する勧告事項を反復することを強調し、日本政府に3つの項目を提示した。
第一に、戦時中の日本軍が「慰安婦」たちに行った人権侵害を効果的で独立的で公正に調査すること。すべての利用可能な証拠を公開し、加害者を起訴して有罪が確定したら処罰すること。
第二に、他の国の被害者を含んだすべての被害者とその家族に対する司法的接近、並びに完全な賠償を実施すること。
第三に、教科書に記述して「慰安婦」問題に対する教育を実施すること。被害者を毀損したり事件を否定しようとするすべての行為に対して強力に対応すること。
過去30年以上、私たちは被害生存者と共に以上の項目を日本政府へ継続して要求してきた。最近では極右歴史否定勢力を前面に立てて真実を否定し歪曲し、被害者を侮辱する行為にも積極対応してきた。私たちは今回の国連勧告を心から歓迎し、次の通り韓日両政府へ要求する。
(1)日本政府は国連などの国際社会が継続して認定し要求する日本軍「慰安婦」問題解決のために直ちに取り組め。
「2015韓日合意」で最終的・不可逆的に解決されたとする妄言を中断し、真相究明、加害者処罰、被害者に公式謝罪、法的賠償を行なえ。
(2)日本政府は歴史歪曲・否定を中断し、教科書に正しく記録し、未来世代の教育に努力せよ。
(3)韓国政府は国連などの国際社会がずっと問題視する「2015韓日合意」復活させようとするどんな企ても直ちに中断せよ。
「韓日関係改善」を名分にして「グランドバーゲン」、「合意精神順守」、「和解治癒財団残余金活用」などのすべての反民族的、反人権的妄言を謝罪し、日本政府に責任を求め、国連勧告の順守を積極的に要求せよ。
(4)韓国国会は歴史否定と被害者侮辱に関する国連勧告を積極的に受け入れ、「慰安婦被害者保護法」を直ちに改正せよ。国民を棄てるのでなく国民を守る者として、子孫に恥じない先人として歴史に名を残せ。
韓日両国がまたも国連の勧告を無視し、被害者たちの長い念願を無視するなら、私たちは国際社会は勿論、平和と人権を愛して実践する全世界の市民たちとともに最後まで闘うことを再び警告する。
2022年11月9日
正義記憶連帯 理事長 李娜榮(イ・ナヨン)
解放77年になったが、国を失った植民地の娘と息子を日本軍性奴隷として、弾丸として、強制動員労働者として引きずって行った日本は、わが民族に対する戦争犯罪について謝罪も反省もない。
1965年韓日請求権協定、2015韓日「慰安婦」合意ですべての過去史が解決され、これ以上謝罪することはないという立場だ。日本の政治家たちは靖国神社に供物を奉納して参拝し、戦争犯罪、軍国主義者を継承する歩みをたゆまず見せている。防衛白書と歴史教科書でも独島(竹島)の領有権を持続的に主張し、朝鮮半島再侵略の野望を絶えず見せている。平和憲法を改正し、先制攻撃が可能な「反撃能力」を備えようとしている。 過去史に対する反省も、謝罪もなく再び戦争可能な国家として歩み出そうとしている。
日本に謝罪と賠償を要求すべき韓国政府はどうか。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は就任前から日本との関係改善を語り、光復節の祝祭では日本を「力を合わせなければならない隣人」と称し、就任100日の記者会見では「日本との迅速な関係改善」と「未来志向的過去史解決」と語って日本に関係改善を乞うている。朴振(パク・チン)外交部長官は「韓日『慰安婦』合意の精神が重要だと思う」とし、売国的韓日「慰安婦」合意を公式的に認めた。
尹錫悦大統領は過去史を「グランドバーゲン」の形で一括妥結すると述べた。韓国が強制動員問題解決案を持ってこなければ会わないという日本首相に面談を乞い、屈辱的な略式会談で全国民を恥ずかしめた。
日本軍「慰安婦」被害者に謝罪する気持ちは「毛頭ない」とした軍国主義者安倍を弔問した尹錫悦大統領は「アジアの繁栄と発展のために献身した」と語り、日本人すら多数が反対した安倍国葬に韓国代表団まで派遣して民族の自尊心を毀損した。
これが被害国政府がすることなのか!
さらに尹錫悦政府の外交部は、日帝強制動員被害者最高裁判決に対して日本戦犯企業の現金化を猶予してほしいと日本側を立てる意見書を送った。また、加害者である日本政府と戦犯企業に代わって韓国財団が「拠出」する方式または和解・癒し財団の残金を活用するという話が出ている。
このように過去史問題を拙速に縫合し、日本軍性奴隷制被害者たちと強制動員被害者たちの胸に深い傷を与えた。
日本の福島汚染水関連研究予算まで削減し、関係改善のために世界の迷惑国家日本に対して一言も言えないでいる。
9月、尹錫悦政府は独島近くで旭日旗を掲げた自衛隊と軍事訓練を強行し、数日前には旭日旗がはためく日本観艦式に韓国海軍が参加した。
私たちは日本の軍国主義によって植民地支配と戦争犯罪を経験した民族として、日本の自衛隊が侵略の野望を表わす旭日旗を振りかざして朝鮮半島の平和を脅かす姿を見ているわけにはいかない。過去史に対する日本の謝罪と賠償なしに日本との未来を語ることは、日本の植民支配と戦争犯罪に免罪符を与えることだ。
尹錫悦政府は親日屈辱外交と韓米日軍事協力の推進を直ちに中断しなければならない。日本政府の歴史歪曲と軍国主義の復活、尹錫悦政府の屈辱外交、韓米日軍事協力の推進に対抗してこの場に集まった私たちは歴史正義を実現するために先頭に立つだろう。
一、日本政府は日本軍性奴隷制、日帝強制動員被害者に公式謝罪し、法的賠償せよ!
一、戦争が可能な国家として進み出ようとする日本政府を糾弾する!
一、独島付近で自衛隊と軍事訓練するとはなにごとか! 韓米日軍事協力に反対する!
一、日本の謝罪なしに韓日関係の改善はない。尹錫悦政府は対日屈辱外交を中断せよ!
一、日本軍性奴隷制問題の正義の解決に私たちも立ち上がろう!
2022年11月9日
第1569回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ参加者と
民主主義自主統一大学生協議会一同